幸か不幸か?ブッシュの点検しようとしたら見つけてしまったベローズの裂け!見やすい部分が裂けるとは限らないんですねぇ
別件で見つけてしまった!
異音の発生源としてステアリングギアボックスのブッシュを疑い点検しているときに見つけてしまった!
助手席側のベローズが破けとる・・・・・
運転席側は3~4年くらい前だっ
け?本当はそん時に両方やれば良かったんだけど何せ・・・・・面倒くさくて・・・・・
わかりにくい裂け方だった
しかし見事に“根本”が裂けてる。この根本部分はパッと見た目裂けていることが判らない。
事実僕はステアリングギアボックスを点検するためにデフ下のアンダーカバーを取って下から覗き込むまで全くわかりませんでした。
このちぎれ方からしてだいぶ前から裂け始めていたのかもしれない。タイロッドの付け根が傷んでなければいいが・・・・
思わぬ伏兵が・・・・
ベローズの交換はそれほど大変ではないのでサッサと終わらせようと思いジャッキアップしてタイヤを外しタイロッドエンド付近のナックルをガンガン叩いてタイロッドエンドを落として現状を確認。
私のクルマの場合タイロッドのナットからねじ山の終わりまで9.5mmでした。
タイロッドエンドとナット(22mm)にモンキーをかけて緩めたらタイロッドエンドをクルクル回して外し今度は13mmのスパナをかけてタイロッドを固定しつつ22mmのナットを外そうとしたら・・・・・
固着しとる・・・・・・
錆か?ラスペネを吹いて大型のモンキーやパイレンなんかも使って色々やってみるが22mmのナットは頑として動かない・・・・
そこでタイロッドをバイスプライヤーで押さえてインパクトレンチで慎重に緩めてみた。ら、回った。よかった。
助手席側はホースバンドが決め手!
古いベローズは下から大きいマイナスドライバーなどでこじって外し新しいベローズとホースバンドを挿入・・・・の前に
タイロッドの付け根のボールジョイント部分に付着する古いグリースを拭き取って新しいグリースをこすり付けてグリグリ。うん、まだ痛んではいないようだ。
で届いた新品のベローズとホースバンド挿入。今回注文したのはベローズとホースバンドとホースクリップがセットになっているもの。
今回のホースバンドが秀逸で、前回運転席側で使ったバンドは締め付け後自分でバンドをカシメなければいけませんでしたので付近にそれなりにスペースが必要でした。
しかし今回のバンドは“引っ張って締め付けるだけでOK!”
バイスプライヤーとマイナスドライバーを使ってギュ~ッっと引っ張るだけでOKだったので非常にラクでした。
復旧はナットが固着しないようにネジ山にグリース少々、パイレンやバイスプライヤーをかけて傷付いたところにはシャシーブラックを吹き付けてやりました(苦笑)
“トー”変わったか?
タイロッドの復旧はかなりシビアに行ったつもりでしたが走行してみると若干変わったような・・・・
- ハンドルが軽くなった
- 目一杯切ったハンドルが戻らない場所(たぶん道路の傾斜や高低差で)でハンドルが戻るようになった
- ロードノイズが静かになった
- 砂利の駐車場で目一杯ハンドルを切って曲がっていても砂利を踏みしめる音が小さい
などの変化がありました。たぶん完全に偶然にもトーがちょうどいいトコにきたのかもしれません。
かなりシビアに元に戻したつもりだったんですが・・・
“タイロッドのナット”って1/4回転程度でも動くと操舵感はガラリと変わるんでしょうね。驚きました。
予期せずベストなセッティングになったので良かったんですが、もし操舵感が悪くなったらチョッとずつ調整する必要があるでしょうね。