先日の千葉の事故がZVWプリウスだったことで池袋といい「またプリウス・・・」っと、ネットで少し話題になっているようです。
「プリウスで大丈夫か?」って?事故は“イイ車”の証!
10年前アメリカで起きた“トヨタ車の意図しない急発進”っという大騒ぎ。
車種はプリウスではなく複数車種、原因は結局わからず“フロアーマットの形状”というよくわからない着地地点。
まぁ正直売れ過ぎるトヨタに対してアメリカ人による“難クセ”の感はありました。しかし実際に死亡事故が起きていましたし、構造上の問題か?低年式車種にはアクセルペダルが戻りにくい現象が確認されることもありましたがハッキリとしたことはイマイチ解らず
結局トヨタはよくわからないながらもフロアマットの大規模なリコールにふみきりました。
あの騒ぎから10年後、今度は日本でNHWや千葉のZVWで暴走事故?10年前のアメリカの騒ぎを彷彿とさせます。
実際「またプリウスか?」って思った人も多かったと思います(プリウスが2回続いたんで)でも僕は単純に“たまたま・・・”だったのでは?と思ってますけどね。だってプリウスってもの凄く売れたから個体数メチャクチャあるだろうし。
でもまぁ色んなクルマ乗るチャンスのある僕的に言わせると、トヨタ車ってこういうコト起きやすいかもしれないって思うところもあります。
自然体で乗れるトヨタ
全ての車に乗ったことがあるわけではないんですが普通の人よりは色んなクルマに乗る機会の多い私的に言わせると、トヨタの車って運転姿勢がラクだなぁ~って思うんですが、それが逆に
パニックで脚や身体がこわばったり突っ張った時にアクセル踏んじゃうことになっているんじゃないか?
って、思います。例えばそうですねぇ~・・・昔のJZXクラウンの場合だと
腿ウラに当たるシートのクッションの固さが絶妙で腿の付け根からかかとに至るまでの足の負担が非常に軽く、アクセルはつま先で軽く踏んでやるだけ。
スペースギは腿ウラ辺りのクッションが少し固くアクセルペダルの位置に足裏を合わせるとシートと腿ウラの当り加減が弱いのでかかとや足全体への負担が大きく、逆にシート前側を起こして膝より下の足の負担を軽減してやるとアクセルペダルにチョッと遠くなってしまう。そこでシートを少し前にズラして運転していると、シートが少し硬いせいか腿ウラに違和感感じたりアクセルペダルの倒れ方がイマイチだったりハンドルが近すぎたり・・・
正直三菱がこの車を造る時の運転者の設定よりも僕は大きかったんだろうと思います。長距離走行の時のベストポジションが決まりにくいと感じています。
しかしトヨタの場合は乗り込んだ時の足の位置にアクセルがあり超自然体。しかも足のラクさ加減だけ考慮したシート位置を決めたらハンドルはテレスコピック方式なので自分の身体の方に持ってきたり遠ざけたりできるので
ベストポジションが作りやすい。
“自然体でアクセル”か。だからヤバイ?
ま、スペースギアだけじゃなくスバルもマツダもアクセルペダルのリンクのつけ方やペダルの支点や考え方の違いなどで
- ペダルの下が支点で押し倒してやるような感じ
- 逆にペダルの上が支点で押し込んでやるような感じ
それ以外にも操作する重さが違ったり・・・アクセル一つとってもメーカーや車種によって千差万別です。
よくできたシートとテレスコピック方式のステアリングのおかげで疲れにくい自然体で運転できても、
それだけに何かあって身体がこわばって突っ張った時(後ろにのけぞったとき)右足にアクセルがあるわけで・・・
左足で解決?
池袋の87歳は暴走が始まった時隣の奥さんに
「あぁ~オレ、どうしたんだろう・・・」
って言ってたんだそうです。暴走を止めようとして思いっきり踏んで(アクセルを)いるのに逆にどんどんスピードが上がるんですから運転者自身相当な恐怖だったと思います。
そういう人間の本能的な動きをブレーキにする“ワン・ペダル”というモノを自動車に装着してくれるところもあるようですが僕は
左足ブレーキにしては?
って思います。オートマの自動車は基本右足だけでアクセルとブレーキを操作するようにできているので、左足でブレーキを踏むのはいまひとつの感触かもしれません。でも
僕は“冬道”をすっ飛ばすときは左足ブレーキです。そのせいか左足でブレーキ踏むのにあまり違和感ないんですよねぇ。
特に冬の峠の下りね。減速しながら登りの時みたいに車体をカーブの出口に向けたいとき。
慣れるとペダルのタッチの違和感も無くなります。そう、慣れればいいんだと思います。たださっきも言った通り自動車は基本右足一本で操作するようにできているので、高速道路などをのんびり運転するような時は右足一本の方がラクだとは思いますけどね。
要は普段から両足を使うことに慣れればいいんじゃないかと。アタマの体操にもなるだろうし。
自動車教習所や取扱説明書には反しますが・・・
どんなもんでしょう?