アッパーアームボールジョイント交換|激しい異音!へたくそなバイオリンのような音

スペースギアの異音の発生源としてあまりに有名な“アッパーアームボールジョイント”!このクルマに長く乗っているとほぼ必ずと言っていいほど直面する問題です。

今回は異音の発生源と思しき助手席側のアッパーアームボールジョイントを予め用意していた整備済みのアッパーアームボールジョイントと交換した記事になります。

決して安心させない憎い奴

デフマウント、左右アッパーアームを交換し左ハブベアリングを増し締めしたら異音&乗り心地共に大きく改善し

燃料の最大噴射料を増量しプライミングポンプ手前に逆流防止弁を取り付けて加速&エンジン始動も改善して

このところ毎日ルンルン気分だったのに・・・・

ギッギィィィィィィギッ・・・ギコギコ・・・・

正に青天の霹靂というか愛人との情事の最中に突然鬼の形相の女房が現れた!というか?(笑)まぁそんな感じ。

「こういう下品な音を発生させる奴は・・・・・アイツしかいない」

女房!ではなくアッパーアームボールジョイント

せっかく最高のコンディションに仕上がったのに、最高の性能を日々楽しんでいたのに・・・・・・・奴は忘れた頃に産声を上げ俺を奈落の底へ突き落としやがる。

停車した状態でハンドルをキリキリ回してみても“ギィィィィィィ”ドアを開けてピラー部の取っ手につかまりユッサユッサ車を揺らしてみても“ギィィィィィィギィィィィィィ・・・・”

クソッ・・・何度やってもダメはダメか!っというわけで今回もDIY突入になるのでした。

ボールジョイント交換

まぁまだアッパーアームボールジョイントと決まったわけではないので先ず最初にタイロッドエンドボールジョイントを疑う。

タイロッドエンドをグリースアップ。タイロッドエンドのダストブーツは外せないので長いノズルのついたスプレー式グリースでダストブーツの隙間からノズルを突っ込みグリースアップ。

しかし改善が見られないのでやっぱり原因はアッパーアームボールジョイントに決定。

アッパーアームボールジョイントとナックルを固定している24mmのナットを半分緩めてナックルをガンガン叩いている時に

あぁ~久しぶりだなぁ~

なんて呑気な気分に!そう、久しぶりなんだよねぇ~このアッパーアームボールジョイントをナックルから外す時のこの叩く作業。

以前は「早く何とかしなきゃッ!」って必死な感じでわからない世界を手探りで少しずつ前進しているような感じ。

でも今回は異音の原因もわかっていてしかも作業スキルもあの頃よりは上がっているのでただヤルだけ。むしろ楽しい。

「オレも成長したなぁ~♪」ってニコニコしながらの作業。

ボールジョイントの中はカラカラ

助手席側のボールジョイントを外してダストブーツを取って見ると周りにグリースはあるもののボール部分はすっかりカラカラに乾いている!逆さまになっているのでしょうがないのだろう。

古いグリースを拭き取って灯油で洗いシャフト部分を持って動かしてみると2mm近くカタカタ動く。それだけ消耗しているのだろう。本来は一切動くようなモノではない。

予め用意していた中古のグリースアップ済みボールジョイントを挿入して帰宅。

走り出すとやっぱり異音は無くなってる。「よかった!」っと思いきや!?ギッ・・・・・ギギギギ・・・

わずかにまだ聞こえる。運転席側もだったのか!

というわけで翌日は運転席側のボールジョイントをやることになったのだ。まったく・・・・・

【SB-7761】 555 スリーファイブ 三恵工業株式会社 ボールジョイント 代表車種 スペースギア、デリカ 代表純正品番 MR241623【コンビニ受取不可商品】