U62Tミニキャブ軽トラのエアコンガスを補充しました。ガス補充はエア抜きが最も大事

前回U62Tミニキャブ軽トラの電動ファンが直ったのに気を良くしてついでに10年以上おざなりであろうエアコンガスの補充を行った記事です。

以前からコンプレッサーが稼動している時間が長いのでエアコンガスの不足は感じていました。ちょうどいい機会なのでエアコンガスの補充を行いました。

エアコンガス補充セット買いました

ネットで134aガスとチャージホースのセットを買いました。

¥2,700程度でした。

メーターは付いてるしなかなかの充実セットではないでしょうか。

エアコンガスはたぶん一缶も使わないでしょう

補充程度だと1缶使わないと思います。なのでもったいないとか考えて無理に入れたりしないように。

逆に冷えなくなったりエアコンシステムが働かなくなったりしますよ。

必要なくらい入れたら残りは他の車に入れるかあきらめましょうね。

ガス缶をホースに緩くセットして低圧バルブに接続

エア抜きするためにガス缶を緩くセットししてカプラを車に接続します。

シュビシュビ・・・

と缶側からガスが漏れ出るのを確認後しっかり缶を締めつけます。

エンジンをかけてエアコンを最強にする。

この時メーターが青範囲ならOK(補充の必要なし)

※気温と圧の相関に注意

不足なら低圧バルブ(小さい方 L表示)よりガス補充します

ガス缶に穴をあけます

ガス缶の穴は小さいほどいい

小さくあけるのがコツです(メーターを見ながら蝶ねじをゆっくり回して、ちょっとでも針が振れたら穴あけは止める)

少し多目(ゲージの青上限まで)に入れてもよい。

ホース・チャックを外し約15~20分少し様子を見る。

様子見後再度接続して青範囲ならすぐ外してチャージ作業終了。足りなければそのまま再チャージ。多すぎたらガスを抜く(次の見出し以降を参照)

ガス圧を測定できるのでホースと缶は捨てない。

エアコンガスはどの程度入れる?青?黄?

エアコン内部の圧力は外気温などの条件によって変りますが

エアコン稼働させている時、気温35℃で低圧側が0.24MPa

って言われているので少なくともエアコン稼働させている時に低圧側が

0.24MPa

以上にならないようにすべきでしょう

もし涼しい時に0.24MPa近くにしてしまうと

その後暑くなった時にエアコンが停止してしまう可能性があります

ガス補充の作業している時もそうなんですが

ガスの入れ過ぎによってシステムが停止することがありますが

慌てなくてもいいです

エアコンガスは入れ過ぎてもあわてない

エアコンシステムは何らかの原因により高音・高圧になった場合システムが止まるようになっています

なのでチャージ作業の途中でエアコンが止まったからと言ってあわてる必要はありません。要は・・・

ガスを抜けばいいのです

まぁそうは言ってもR134aガスは大気放出は禁じられているので

ガス回収機で抜く必要はあるのですが・・・

また、ガスは抜く時はエアコン停止した状態で抜いて

稼働させて少し経ってからガス圧点検

こんな作業にすべきです

なぜなら

ガス抜くとオイルも出る

稼働させたままガスを抜くと

気化したオイルも一緒に出るから

そしてガス圧も安定するには少し時間がかかるので

エンジンかけてから10分程度経ってからガス圧を点検するのが理想です

チャージホースのエア抜きは必ず忘れずにやる

実は最も大事な作業です

チャージホースのエア抜きをちゃんとやらないと

システム内に湿気を含んだ空気が入り込み

その湿気がシステム内で氷の結晶となり液化したガスを気化している場所(エキスパンションバルブ)を詰まらせて

エアコンが全く冷えなくなるなどのトラブルが出て

システム内を一旦真空引きしてガスを入れ替える作業が必要になるので(それでも直るかどうかは疑問)

ホースのエア抜きは必ず実行してください