僕の場合はもの凄く効果がありました。その理由は一番最後にも書いてあるんですが
劣化して伸縮性の失われたゴムホース
のせいで、汚れたフィルターによって燃料が吸いずらくなって
ゴムホースの差し込み口から空気が入っていたようです。スペースギアはもはや旧車の域に入っておりますので燃料エレメント交換の際は
ゴムホースの交換もおすすめします。
エレメントの交換は2万キロごと?
メーカーや車種にもよるんでしょうけどもサービスデータでいくと燃料フィルターの交換は2万キロごとだそうです。
ちょっと短いような気がします。ま、普通はそのスパンで交換しないでしょうね。
でも長くてせいぜい5万キロごとにはやった方がいいような気はします。その理由は燃料タンクの中にあります
僕は大型トラックの燃料タンクの中を見せてもらったことがあるんですが、アノ中を見ると・・・・
交換の必要性感じます
燃料タンクの中が汚い理由とは
自動車にしろ大型機械にしろ燃料タンクの中は意外なほど汚いです。
ヨゴレなど入る余地は無さそうなんですが、こんなにも汚いということは、最初からゴミなどが混入している可能性が・・・
大きい(黒く濁っているのは劣化した噴射ポンプから戻ってきているだけ)
燃料タンクがこんなに汚れているわけですから当然、燃料フィルターも汚れで目詰まりを起こす可能性が無いわけではないと思います。
2万キロとは言いませんが4年、いや、5年?(笑)に一度程度交換した方がいいかもしれませんね。
燃料フィルターが詰まると・・・
1:始動不良
朝一や夕方帰宅時のエンジン始動がイマイチいいカンジにかからない。普段なら「キュボーン」なのに「ギュキュキュキュキュ・・・・ズドドドドドドン」って感じで。でも不思議と一旦かかってしまうとその後コンビニに寄った時とかエンジン止めて、出る時にエンジンかけると普通にかかったりして。
2:加速が緩慢になる
極端な例ですが燃料が吸いにくくなりますからね。心情的にっていうか、そんな気がする
3:ノッキング音が聞こえるようになる
なんでしょうね?燃料が吸いにくくて燃料が薄くなって・・・異常燃焼?っていうシナリオ?
原因はよくわかりませんが、上記のような症状がキレイになくなるような気がします。まぁ僕の場合ですが・・・
で、燃料フィルター交換してみた
デリカスペースギアは前期後期とも燃料フィルターの付いている場所は同じ。
ボンネットに向って右側奥。非常にやりづらい場所。
インタークーラー外して→バッテリー外して→バッテリーの台座取り去って→燃料ホース2本抜いて→12mmのボルト2本抜いてプライミングポンプごと外す
僕のやり方はあんまり一般的じゃないかも。
でも僕は取り去った方が作業が楽だと思うので取ります。
更にプライミングポンプなんて普通外さないんでしょうけど、コレをはずさないと僕の手持ちのフィルターレンチが入らないんで・・・無理してレンチ入れてもフィルターの奥には太いハーネスがあり、これをイジメちゃイカンと思い、プライミングポンプごと外しています。
外したら自作した固定台に固定してフィルターを緩めます。
新しいフィルターに交換したら、プライミングポンプに組み付ける前にキレイな軽油を8分目程度まで入れておきます。
先に軽油を入れておかないと後でプライミングポンプをシュコシュコするの、大変ですから。
車に組み付けたらホースをつないでフィルターの下回りにウェスを敷いてエア抜きボルトを緩めてウェスをあてがいながらポンピングしてエア抜き。
ブジュブジュ泡が出なくなったら押したタイミングでボルトを締める。
あとはコツコツ復旧あるのみ。今回バッテリーの台座を留めている5本のボルトが結構錆びていたのでグリースを少し付けて締めました。この台座には水が溜まりやすいのでボルトの劣化は早い。新しいボルトにすればいいんだけど今回は用意していなかったのでグリース塗布で終了。
燃料フィルター交換後はエンジンかけてポンピング
全て復旧したら終了・・・っとはいきません。大事な作業が残っています。
燃料系統のホースを外したりフィルターを交換したりしたわけですから、いくらフィードポンプでエア抜きしたからと言ってもまだどこかに抜けきれていないエアがあるかも。
っということで、エンジンをかけてフィードポンプを50回ほどポンピングします。
なぜエンジンをかけるかと言うと、エンジンをかけないと噴射ポンプが閉じられて燃料が流れないから。エンジンをかけていれば噴射ポンプが開かれているのでエア混じりの余計な燃料は戻りのホースを伝ってタンクへ流れていきます。
ここまでやれば完璧
燃料フィルター交換後のインプレ
うん、速くなりましたよ。プラシーボ効果かもしれませんが本当に!(笑)
たぶん燃料をスイスイ吸っているんでしょうね。エンジン音も静かになったんじゃないかなぁ。燃費的にはどうかと思いますが、エンジン的には健全な音がします(プラシーボです笑)
エンジンのかかりもバッチリ!
あとは朝一のエンジン始動と夕方のエンジン始動。
この辺もクリアできれば、やっぱり燃料フィルターは定期的に交換した方がいいパーツということになるのではないでしょうか。
体感できるくらいの効果があるわけですから、やらないよりはやった方がいいですよね。
燃料フィルターをドコから買うか?
僕はネットの安物でいいと思います。何か機能的に動くようなモンなら純正品がいいと思うけど、燃料をろ過するだけのモノですからね。ネットで買えば純正品と同じものが約半額で買えますから。
ちなみに純正同等品よりもさらに安いフィルターが存在していますよね。はたしてああいうモノを使っても大丈夫かな?って気がしますけど・・・・・大丈夫みたいですよ。僕も使ってます。
オイルフィルターもそうですが、要は「ろ過するだけのもの」ですので、そんなにクオリティを追及しなくてもいいんじゃないかな?って思って使ってます。
今のところ問題無しです
たまにはホースを交換
私は以前にエンジンがかからなくなるトラブルに見舞われたことがあります。
で詳細を語っていますが、要は原因は、燃料エレメントの交換によって、プライミングポンプに接続している劣化して伸縮性の失われたゴムホースの差し口が緩んでしまい
そこから空気が侵入したのではないか?
っと考えています。まぁ変な意味燃料エレメントを交換しなければ起こらなかったかもしれないトラブル・・・
なので、燃料エレメントの交換を考えている方は、面倒でも一緒に付近のゴムホースも交換しましょうね。