去年から奮闘し続けている“異音対策”のため今度はアッパーアームの交換に踏み切った!
あらゆる作業を終えて
ギャップを乗り越えた時の“ゴトッ”とか荒れた路面を走行した時の“ゴトゴト・・・・”という助手席足元付近からの異音を止めるため今までに
- ハブベアリング
- スタビリンク
- ショックアブソーバー&ブッシュ
- アッパーアームボールジョイント
- エンジンマウント
- ミッションマウント
- デフマウント
などを点検整備してきて最後にやった“デフマウント交換”で飛躍的な成果が出たが完治には至らず残っている異音の原因を
- アッパーアーム
- ステアリングギアボックスのブッシュ
の二つに絞り込んでいた。しかしアッパーアームのブッシュは見た目にもかなり劣化しているのはわかるがコレを交換するには“ブレーキ配管の切り離し”から逃れられないし、ステアリングギアボックスのブッシュは目視では何とも無いし力いっぱい動かしてみてもガタついているような気配も無い。そこで
“ド素人”の私としてはできることならブレーキの油圧システムには手をかけたくなかったが思い切ってアッパーアームの交換に踏み切りました。
アッパーアームを交換したが・・・・
何とかかんとかアッパーアームを交換してイザ走り出してみると「おぉ!直ったか?」と思いましたがしばらく走っていると何かの拍子に・・・・・“ゴトッ”・・・・・(悲)
アッパーアームを交換することによって格段に乗り心地が良くなりましたが異音はやっぱりありました。
ただ発生頻度は半分くらいには減りましたね。異音の感じからするとサスペンションの動きが良くなった分発生頻度と音量が減った感じです。
そこで後日再度ジャッキアップして助手席前のダイヤを横方向と縦方向に揺すってみると・・・・・
横方向にガタはありませんでしたが縦方向にガタがあることがわかりました。一般にタイヤがガタ付く時は
縦方向→ハブベアリングのガタ
っと言われております。そこで
ハブベアリング増し締め
することにしました。センターキャップを取り去りスナップリングと座金を取り14mmのボルトを回して中のロックナットの回り止めを固定している+ネジを角軸ドライバーとモンキーを使って取ると回り止めは簡単に出てきます。
で、ロックナットを増し締めしようとしたら・・・・あれ?緩んでない!
特別緩んでいるような感じも無いので「さて・・・・どうしたものか・・・・」と考えているときに
「そういえばかなりグリースが多かったな」
と思いハブベアリング前面のグリースをマイナスドライバーを使って余分と思われるグリースを落としました。
そしてロックナットを“締め過ぎ”に注意しながらしっかりと締め付けて回り止めをいれて復旧しタイヤをハメて再度縦方向に揺すってみると・・・・
えっ!?まだ振れる?
よ~く耳を澄ますと音の出所は・・・・上・・・アッパーアーム側・・・・か。
・・・・もしかして・・・・ボールジョイント?
手元にボールジョイントが無い以上これ以上の作業はできないのでクルマを下ろし試運転。すると・・・・
異音がほぼ消えた!
おおぉ~!異音が消えとる!
しかしまだ若干何かの拍子に“コト”っと、音が聞こえるが音は小さくなり頻度も8割方減った。やっぱりハブベアリングのガタもあったんだ。
いや~やっとここまで辿り着いたなぁって感じ。
結局去年からの“ゴトッ・・・ゴトゴト・・・”って音は
- デフマウント
- ハブベアリング
- ボールジョイント
これらが複合的に、ほぼ同時に出していたんだなぁ~って・・・・・しみじみしました。
やっぱり古いクルマですからねぇ~18年落ち、29万6000キロ
しょうがないか
苦労に見合う福音もあった
異音を無くすためとは言え今まで骨の折れるDIYが多かったんですが副産物というか嬉しい結果もあって・・・・例えば
- デフマウントを交換したらミッションの不具合と思しき症状がキレイに無くなった
- アッパーアームを交換したら凄く乗り心地が向上した
- ハブベアリングを増し締めしたらブレーキング時の“ガクガク・・・”が解消!
という予想外の出来事に思わずニンマリ。
これでボールジョイントを交換したら完全に昔のスペースギアちゃんに若返るんだろうなぁ~ってか今の時点で
10年若返った感じ!
早くボールジョイント探そ