その価格からアジアンタイヤに不安を抱えている人も多いと思いますがそんなふうに思うことは全く無いと思います。
僕自身使ってますが使用感で国産品に負けているような感じはしません。
アジアンタイヤに関する知識がないのも不安の原因かもしれませんので
僕の知っているアジアンタイヤに関する情報をお伝えします。
外国製タイヤにはランクがある
僕の知っている外国人のバイヤーの方から聞いた話ですが、外国のタイヤメーカーで生産された商品には
“A・B・C・D4段階”程度のランクがある
んだそうです。生産段階で設計通りに出来上がった商品もあれば
不良・欠陥品もあるんだとか。でもその不良品や欠陥品を捨てるのはもったいないので、貧しい国に安く売る。そして良い商品は先進国向けになるのだそうです。
日本はAランク!
彼が言うには「たぶん日本に輸出されているタイヤは間違いなくAランクだ」と、言ってました。輸出相手国によって輸出するタイヤのランクが違うと言うのです。
そして日本メーカーの“中古タイヤ”は外国では超人気で、外国メーカーのAランクのタイヤと価格がほぼ同じなんだそうです。
しかし外国には本当に貧しい国も多く、そういった良いタイヤが買えない・・・・
そこでCランクのタイヤやDランクのタイヤが存在するのだそうです。日本の中古タイヤやAランクのタイヤが1本¥5000程度だとするとDランクのタイヤだったら新品でも1本¥1000程度で買えるということらしい。
実際僕が今年夏タイヤとして使っているHIFLY(中国)は何も不満を感じませんでした。むしろ自分で着脱してバランスもとっていないのに120km/hくらいまで大丈夫だったという事実に驚いているほどです。
NANKANG(ナンカン:台湾)はどうかな
僕は今年気が付いたんですがテレビでナンカンがスタッドレスタイヤのCM出してますよねェ。いよいよ本格的に日本に進出か?って感じでしょうか。
ナンカンのスタッドレスに関してはレビュー動画が結構あって(各種動画はコチラ)
色々見てみるとレビューの総評は概ね
- 新雪圧雪はOK!氷上は国産の方が上!
こんなレビューですね。まぁ国産タイヤの方が性能がイイと言うのは予想通りなんだけど意外だったのは
ナンカンでも普通の雪道では全然OK!だった!
っという事。
価格差と性能差のコスパが・・・
では“氷上”ってどういうシチュエーションか?
- 濡れたアスファルトが気温の低下により凍っている状態
- 雪道の交差点や一旦停止などみんなが同じところでブレーキを踏む場所(カンナがけ状態)
主にこんなところでしょうか。でも経験上こういったところではどんなタイヤを履いても(スパイクタイヤ以外)間違いなく止まりません(笑)で、値段が
- NANKANG AT-5.OWL 235/75R15 109T XLの場合8,990円×4(本)+4,000円(送料)=39,960円
- DUNLOP(ダンロップ) WINTER MAXX ウインターマックス SJ8 225/80R15 105Q スタッドレスタイヤ [200サイズ]の場合11,000円×4(本)+1,275円(送料)=45,275円
価格差は・・・・5,315円か、大したことないですね(笑)でもコレが
- MAXTREK TREK M7 235/75R15 105Sだと5,990円×4(本)+4,000円(送料)=27,960円
か・・・やっぱり輸入タイヤは安い。コレが普通にタイヤショップに行ってBSを着脱してもらうと普通に7万くらいかかりますからねェ。
交通事故とタイヤの性能は関係ある?
より性能のイイタイヤを履くことはリスクマネジメントという意味では意味があると思います。しかし仕事の関係で事故車両や当事者の話などを見聞きする分にはタイヤと事故の関係性は・・・・ほぼ無いと思います。
交通事故のほとんどは当事者同士の“不注意”によるものがほとんどです。それに心理的に
- 「最新最強のスタッドレスだから少々のことは大丈夫だろう」
って思っているのと
- 「安物のタイヤだからなぁ~大丈夫かなぁ」
って思いながら運転するのとでどっちが事故を引き起こしにくいか?といえば・・・・後者のような気がしませんか?
どんなに高価で“良い”とされるタイヤでも
- 溝の深さが5部山以下
- 保存状態が悪くゴムが硬化している(日光が当たる・高温に晒されるなどによる)
っといった状況では輸入タイヤの足元にも及ばないでしょう。
外国製タイヤが性能で国産タイヤに肉迫しているかも知れないと思う理由
以前ブリジストンが中国のタイヤメーカーに対して“スタッドレスタイヤの“トレッドパターン”を真似された”として訴訟を起こしました。
これが“弱小メーカー”だったら“世界一のタイヤメーカー”ブリジストンも気にしないでしょう。しかし世界に100以上もあるタイヤメーカーの中でも“アジアンタイヤ”の躍進はブリジストンにとって
大変な脅威
だったに違いありません。それにスタッドレスタイヤにとって“トレッドパターン”はゴム質よりも重要な“核心”とも言えるアイデアなんだそうです。
事実過去にブリジストンが“03(ゼロスリー)”という名品を作ったら他社も似たようなトレッドパターンになりその後“REVO”になったらやっぱり他社のタイヤも同じようなトレッドパターンになりました。
安い上に性能も良い
となれば世界中の人が使いますからね。ブリジストンとしては決して放置できなかったのでしょう。つまり
そのくらいアジアンタイヤのユーザーも多く性能的にも良くなってきているのでは?っと思います。
別に輸入タイヤを使う必要は無い
ここまでだとまるで僕が輸入タイヤを強くおすすめしているようですが決してそんなことはありません(笑)ただ
そこまで毛嫌いする必要ないんじゃない?
ってコトで・・・・
確かにブリジストンは世界シェアNo1ですが国内にほぼ“自国産タイヤ”しかない国って日本ぐらいで、アメリカやその他の先進各国でもアジアンタイヤなど様々な国のタイヤがごく普通に使われているそうです。
今までの僕を含めた日本人って“日本製”へのこだわりが強過ぎるんじゃない?て思うんですね。
確かに少し前までは外国製品の中には良くない物もあったかもしれない・・・・って思います。事実以前試しに使ってみたハン〇ックは・・・・良くなかった!
でも今は明らかにそのタイヤだって私達の想像以上の品質になったんじゃないでしょうか。
タイヤは“生活必需品”
かつて自動車は“贅沢品”という位置付けでした。
しかし近年ではようやく高齢世帯などでは買い物などに行くにも必要不可欠なモノ!と認知され、生活保護受給世帯にも自動車を持つことが認められるようになりました。しかし自動車である以上
- 燃料
- タイヤ
- オイル
はどうしても早々に交換・補給が必要なものです。その中で今まで“タイヤ”だけはどうしても高価なモノでした。
しかし今ようやく安価で良い商品が出てきたのは歓迎すべきことだと思います。
現在ではまだまだ日本企業の締め付けが強いのか?普通のタイヤショップでのアジアンタイヤの取り扱いは少ないですが
みんなが使うようになれば普通にその辺のタイヤショップでも販売されるようになるでしょうね。でもソレは日本メーカーからすると・・・・
最悪のシナリオかもしれませんけどね
今年は本当にいい年だった!
今年1年を総括するとデリカ的には最高の年となったなぁ。
懸案だったアップーアーム交換とデフマウント交換して操舵感と異音解消して、消耗品であるタイヤを格安のアジアンタイヤにしてみたらコレがまた非常によかった。
走行性能が最高にバージョンUP
今年の作業内容は主に
ブッシュの傷んでるアッパーアームを中古品と交換しただけで乗り心地が劇的に良くなり
+30(純正+33)という純正に近いオフセットのホイールを使用することで直進性や操舵感、カーブでのハンドルの反発度合いなど、全体的に操舵感が向上し
デフマウントを交換しただけでP→Dに入れた時の“ドンッ!”っというミッションの故障と思しき衝撃が消えるように無くなり
磨り減ってうるさいBS DUELERから格安輸入タイヤHIFLY 235 75R15(中国)を装着してみたがその性能は想像以上だった!少し前までは
- オフセットなんて関係ない。車検が通るか?通らないか?それだけのこと
- ゴム製ブッシュがイカれたくらいで操舵感や乗り心地に大きな変化が出るはずが無い
- 外国製タイヤなんて絶対履きたくない
そんなふうに考えていましたが、今までの浅はかな自分の考えを根底からひっくり返された感じです。乗り心地や操舵感の劣化って毎日乗ってるとわかり辛いんですが、実際に交換してみると
解りやすいくらいに改善します。今更ですが・・・・
“純正”って・・・本当にイイですね(笑)