エンジンマウント交換後の効果に驚いた!振動なくなりますよぉ~

マウント交換して“違う車”になるという効果

解体に回ってきたスペースギアの振動が驚くほど少なかったので

「もしや?」

っと思いエンジンマウントを見たら

「やっぱり・・・」

エンジンマウントがやたら新しかったのを見て

「俺もやろう!」

として本当に、しかも自分でやっちゃった!

っていう記事です

作業後予想外だったのは

「こんなに効果的だったのか!」

っていうこと

やればわかるさ!この快適さ。新車みたいになっちゃうかも。

マウントの交換は簡単!問題は・・・・

エンジンマウントの交換で最も大きなハードルは

どうやってエンジンを上げるか

に尽きます。上から吊るか?下から持ち上げるか?自分の使えるツールによると思うんですが、私は幸い勤務先の天井クレーンを使うことができました。

ミッションマウントは外さずエンジン前側だけ吊ってエンジンマウントを交換しようと思ったのです。

エンジン吊り上げたら・・・|マウント交換の落とし穴

先ずボンネットを外して、インタークーラーやエアクリーナーとホース類、

 

バッテリーと台座、エンジン
を上げた時に当たりそうなボンネット内上部にある邪魔なもを全部撤去しました。

エンジンの補機類(オルタやコンプレッサー)はそのまま。4M40は元々エンジン前側にエンジンフックが付いていますが

吊る際そのフックだけだとエンジンが傾いてしまうので

タペットカバー越しにもう一つ適当なエンジンフックを追加して真っすぐ上がるようにして

更にラジエターは撤去しないで固定金具を取り外して

自由に動けるようにしただけにしました

下回りのアンダーガード類は全て撤去して、上から下から何とかかんとかアクセスしてエンジンマウントのナットを緩めて撤去。いよいよエンジンを持ち上げようとクレーンのスイッチを入れてゆっくり上げると・・・

あれッ!?まだ余裕があるのにどっか当たって上がらない。車ごと上がろうとする・・・・なんだろう・・・

おおっ!ミッションが既にボディーに当たっとる!!

タペットカバーよりも全然先にミッションがボディーに当たっててそれ以上は上がりませんでした(T_T)

クルマの下にもぐりこんでエンジンを左右に動かして古いマウントを取り去ろうとしても、あとチョッとっていうところで取れない!車が持ち上がるほどにクレーンでエンジンを上げてもダメ!

とはいえここでミッションマウントを外したくはない(色々大変なことが起きそうだから)

万事休すか・・・・

「勇気ある撤退」をするべきかどうかタバコを吸いながら考えている時にひらめいた

そうか!エンジンがこれ以上、上がらないんならマウントを下げればいいんだ!!

っということで、フロントの足回りユニットを固定している22mmのボルトを緩めて

ミッションがボディーに当たったところから

わずかに更に上げたところで「カラーン」っと、触りもしないのに片方のマウントが落ちてきた。反対側も難なく撤去に成功。

撤去できたのだから当然入れるのも簡単。マウントを固定してエンジンを下ろしてナットをしっかりと締め付ける。あとは復旧あるのみ!

上手いことマウント交換に成功して、早くエンジンをかけてみたいもんだから復旧の早いこと早いこと。

全て復旧していよいよエンジン始動!
キュドーン!
おお!イイネ!苦労多き作業だったが結果に大満足のエンジンマウント交換作業でした。

<<<作業スペック>>>
作業内容:エンジンマウント交換
経費:エンジンマウント(¥4,200)×2個
作業時間:6時間くらい
印象に残った事:足回りのボルトを緩めたらオルタやコンプレッサーを外さなくてもマウント交換できた

エンジンマウント交換後は最高に快適

振動なくなりましたよ~
エンジン音はさすがに新車のようではありませんが、そんなエンジン音に反してハンドルに伝わる振動も無し!これは快適!

こんなに改善するなんて思いませんでした。アイドリング時ハンドルに伝わる振動やエンジンの始動時やエンジンを止めた時のブルブルッ!っていう振動もなくなりました。

外したエンジンマウントと新品のエンジンマウントを並べてみると古いマウントが10mm近く縮んでいるのがわかります。

仮に水平に置いて10mmなら斜め45度なら14mmエンジンが下がっていたことになるか。

ただエンジンの振動に伴う異音がなくなったら今度はそれとは違う異音が気になり出した。

天井クレーンがなければどうする?

もしガレージなどあれば、建物の梁にチェーンとレバーブロックを使ってクレーン代わりにすることができるでしょうね

エンジンそのものの重さは大体250キロ程度

ミッション側は固定されていますからエンジンの全重量がかかるわけではありませんが

梁は最低でも200~300キロ程度の負荷に耐えれる必要があるので注意です

下からガレージジャッキでオイルパンを持ち上げるのもアリだと思います

ただしオイルパンは丈夫な物ではないので直接ジャッキをかけないで、木の角物なんかを当てて慎重に持ち上げる必要があるでしょう

ま、レバーブロックでやるにしろジャッキでオイルパンを持ち上げるにしろ

マウントを交換するために足回りのボルトを緩めて足回りを下げるのなら

フレームを持ち上げるために別途ジャッキが必要になりますね

ま、でもこれは車載の純正ボトルジャッキでいいか