スライドドアの雨漏りとリアゲートのコーキング

だいぶ前からスライドドアの内側内装のシミが気になっていたのでスライドドアと傷みの激しいリアハッチのガラス周りのコーキング補修する事にしました。

スライドドアから車内に水が浸入?

近所ののGSで洗車機で車を洗っている最中スライドドア付近から”ポタッポタ”と音がするので後部座席に移動して見るとスライドドアのガラス上部中央付近から水が!

以前からスライドドアのどこかから水が漏れているのはわかっていましたが、今回はスライドドアの内張りまでびっしょり濡れているので思い切ってスライドドア上部のガラスとドアの隙間をコーキングすることにしました。

雨漏りの原因はウェザーストリップではないかも

最初はスライドドア開口部に張り巡らされているゴム(ウェザーストリップ)か?っと思い部品を注文したがコレが結構なお値段。

開口部上部にある1本物が2千数百円で一周ぐるりと周っているヤツは1万2千数百円。2つで約1万5千円近くする。

しかし注文後自宅に戻り”スペースギア スライドドア 雨漏り”でググると・・・・結構出てくる。なかなかの確率で起きる定番の不具合のようだ。ならば今注文した部品が無駄になる可能性が高いので翌日朝一でキャンセル。

雨漏り補修の材料は¥1,500程度

今回使うのはコーキング剤500程度とガン300程度にヘラ200程度マスキングテープ100程度とバックアップ材400程度と全部で1,500程度。ウェザーストリップの1/10だ!

コーキング材は何でも良かったが色はどうしても黒がよかったので選択肢はおのずと狭まる。ヘラは当初何かで代用しようと(アイスクリームの棒など)思っていたが安価でコーキング材のそばにあったのでつい買ってしまった。マスキングテープは15mだがスライドドアの他にリアゲートのガラスの縁もコーキングし直そうと思っていたのでちょうどいい長さ。

他サイトではバックアップ材を使用していないようだが上から覗き込むと底なしのようなのでバックアップ材を使用することにした。

スライドドアは意外に簡単

スライドドア上部のコーキングするところをウェスで軽く拭き10mm程度の底になるようにバックアップ材を仕込む。マスキングしたらコーキングチューブの先端を斜めにカットしてガンに取り付けたらコーキング開始。

ガンを握ってコーク材がドア鉄板よりも少しだけ高い盛りになるように移動しながら中身を出す。終わったらスグにヘラでサーッとすくってマスキングテープをを剥がすと、アラ不思議なくらい上手くいったじゃないの?

注意点としてはマスキングテープを剥がす時に衣類や車体にコーク材が付着しないようにすることかな。手に付着した物は簡単に取れるけど衣類に付着したらコーキングは取れません。

リアゲートガラスの縁は少し難しいかも

スライドドアの施工が上手くいって気分よくリアゲートの施工に取り掛かる。

先ず古いシール材の撤去からだが普通に突っついても引っ張ってもなかな取れないのでガラスに沿ってカッターナイフを入れるとおもしろいほどポロポロ落ちてくる。

 

古いシール材を撤去したらウェスなどでシールする溝をキレイにフキフキ。やっぱりシールが劣化して雨水が普通に浸入しているので結構汚い。汚いまま施工するとちゃんとコーク材が接着しないのでそれなりにきれいにする。とはいえ脱脂や水垢除去の必要は無いと思う。

次にマスキングする。ガラスは四隅が丸くなっている。ガラス面の内Rは意外に簡単にマスキングで来たが、ボディー側の外Rは・・・・意外に苦労する。

マスキングテープはそれほど伸縮性は無いので曲げ施工の必要なリアガラスをやる時は幅の狭いマスキングテープをチョイスするか、

どうしても幅広タイプを使うなら曲げる時にハサミなどを使って切り込みながら行った方がいいかもしれない。

私はムリヤリ行ったのでマスキングテープが4隅で立ってしまいました。

コーク材の打ち過ぎに注意

スライドドアと違って縦方向というか垂直面はコーク材の打ちすぎに注意が必要です。

打ちすぎるとヘラ作業が大変なんです。ヘラ掛けすると余ったコーク材が両脇に寄せられますがこの時余ったコーク材が多過ぎるとタレたりへらがけしたところにまた戻ってきてしまうんですね。

特に今回マスキングで苦労した四隅のR部分は慎重に行った方がいいです。
コーキングする時外Rの立ったマスキングテープに切り込みを入れてテープを少し寝かせてやればよかったなと思いました。

やっぱり四隅は粗が目立つ

やるだけやってスグにマスキングテープをはがしてみました。
直線部分はは自分でも驚きの良い仕上がりですが四隅は予想通り・・・・イマイチ。

 

まぁでもコーク材がはみ出したりデコボコになっちゃったところは翌日にでもツバ付けて指でスリスリすればキレイになるし、バリみたいにはみ出したヤツは完全に硬化してから切りとってもいいのでとりあえず放置。

俺的には”水の浸入を防ぐのが第一の目的”なわけで仕上がりの良さはこの際度外視!
でも明るいところでみてみると意外にもなかなかの仕上がりにも見える・・・・かな?

コーキングのその後

コーキングした翌日から3ほど雨の日が続きましたが雨漏りはピタッと止まりました。
やっぱり雨漏りの原因はスライドドアのガラスの隙間だったんですね。ガラスの内側を水滴が走ることも無くスライドドアの内張りが濡れることも無く完全に雨漏りは止まったようです。

一度GSで洗車してみたかったんですが今回の雨はやけに汚い雨で、雨上がりのGSの洗車機には洗車待ちのクルマがズラリと並んでいて洗車実験はできませんでしたがまぁ大丈夫でしょう。

3日ほど経過してからスライドドアを開けてコーキングの状況を確認してみると、なんと”コブ”ができていました。

原因は・・・・わかりません。風?気泡?

ま、気になるならカミソリなどで切り取ってもいいんですが現状で特に問題は無いので放置しています。やっぱりこういうことにならないようにするにはコーキング後は、最低24時間は走行しない方がいいのではないか?と、思った次第です。