結局車検っていくらかかるの?車検の後に故障したら?どうすれば車検は安くなるの?っという問いに答えるとこうなります。
スペースギアの車検は¥95,780!(H30/3)
内訳は
- 自動車重量税・・・・・・¥63,000
- 自賠責保険・・・・・・・・¥27,840
- 印紙代・・・・・・・・・・・・¥1,700
- 予備検・・・・・・・・・・・・¥3,240
合計・・・・・・・・・・・・・・・・¥95,780
※”持ち込み車検”の必要経費です。平成28年4月からは重量税が大幅UPして¥9,000高になっています。
「そもそもスペースギアの車検って・・・・いくらかかるの?」っという問いに答えればこの金額です。ではなぜいつも車検に出すと軽~く十数万円ものお金が飛ぶのか?
それはさまざまな手数料が上乗せされるからですよ!
料金を上乗せする名目は大体・・・・
- 検査代行手数料
- 基本点検
- 点検整備料
- 工場設備使用料
- 保安確認検査料
- 事務手数料
などです。これらの項目に¥3000~¥5000程度の金額が付いて、さっきの金額に大体2~3万円程度上乗せされた金額が請求金額になります。
でも実はこれらの項目は”あるようで無いもの”とも言えると思うんです。なぜなら・・・・
”車検代行手数料¥7,000”!?
昔こんな看板を出している車検屋さんに車検をお願いしたら修理も部品交換も無いのに予定よりも2万円以上多くかかりました。
”車検代行手数料¥7,000”っと書いてあるならば消費者の私達は”必要経費+¥7,000=¥102,780”が車検費用だと考えます。
「う~ん・・・・」っと思いながら明細を見てみると上記のような項目にちくいち¥3,000~¥5,000程度の金額が付けられているんですね。
だったら最初から事務手数料などの経費をまとめて明記してくれればいいのに・・・・・それほど高額な車検代でも無かったのですがなぜか”詐欺”にでも遭ったような気がしたものです。
民間車検場は”指定工場”
車検を行える場所は陸運局の車検場の他、民間の修理工場でも国土交通省の定める一定の基準を満たしていて”指定工場”の指定を受けると車検を行うことができます。
しかし指定工場の指定を受けるには陸運局の車検場と互角の設備と人員が必要になるので”お金”がかかります。ですからどうしても民間車検場は持ち込み車検の業者よりも料金は高くなってしまうんですね。
修理工場は慈善事業ではないので儲けたい気持ちはわかるんですが私たち消費者を惑わすような料金の表示の仕方には・・・・・・・・・????????でした。
民間車検場はぼったくり?それとも・・・・・
民間車検場に車を出すと・・・・
- マフラーが腐食しているので交換・・・
- バッテリーが弱っているので・・・・
- オイルが汚れています・・・・
- このタイヤでは車検通りませんので新しいタイヤを・・・・
- 発炎筒の期限が切れて・・・
- ワイパーを交換しないと・・・・
- ブレーキパッドが薄くなって・・・・
とまぁまことしやかに”このままでは車検通りませんよ”と言わんばかりに脅かしてきます。車に関して全くの無知な人だとその都度車検屋さんの言う通りにしないと”車検が通らない!”っと思い込み言われた通りに交換してしまいジャンジャンお金が飛んでいくでしょうね。
- 陸運の検査場ではマフラーは小さな穴なら粘土のようなもので塞げばOKですし
- バッテリーが弱い場合はオルタネーターやセルモーターなどバッテリー以外の箇所も点検してほしいですし
- オイルなんて特にディーゼルエンジンは交換後間もなくても汚れますし
- タイヤはヒビやスリップマークが出てなきゃ大丈夫ですし
- 発炎筒は期限切れでも車検は通りますし
- 昔はワイパーは厳しかったですが現在は大丈夫ですし
- ブレーキパッドは多少薄くても制動力があり左右差が小さければOKですし
陸運局の車検場なら通るのに民間車検場では通そうとしません。
いかにも車検が通らないかのような言い回しで交換させるのは・・・・チョッと卑怯だと思いますよ。僕は。
車検屋さんの言う事をきいた方がいい人もいる
さっきは「卑怯だと・・・・」っと言いましたが車検屋さんの言う事をきいた方がイイ部類の人もいます。それは・・・・
車オンチの人
車の事は全くわからない。決して自分で車をさわらない、ボンネットなんか絶対に開けない人の場合は車検屋さんの言うことをきいた方がいいかもしれません。
さっきまで”普通に乗れてた”のに”交換!”って言われるのは納得がいかないかもしれませんが、車検屋さんが交換を奨める物差しは・・・・
”今は大丈夫だけど2年後次の車検までもつのかどうか?”
で交換部品を判定します。普通の人は私たちのように各部品を限界まで使って次の部品も自分で調達しDIYで取り付けるような事はできないので、修理や調整が”車屋さん任せの方”は工場の方の言う事をきいた方がいいかもしれませんね。
プロだから安心?そうでもないかもねぇ~
- 車検後一ヶ月でブレーキから煙が出た!
- 車検後半年でブレーキパッドの片減りが進行して異音が!
- 車検後謎のエンスト
- 車検後ボンネットから異音(ファンベルトの締め忘れ)
- 車検後エンジンがかかりにくくなった(グロー回路の誤結線)
まぁどれも私自身や知人のトラブルです。私自身のトラブルに関しては決して自分でやらずに「持って帰れッ!(怒)」っと言って業者に”やり直し”をさせたことがありましたが、知人はどうしたらいいものかわからず私に相談してくるのでした。
どんな業界もそうですが一流の人もいれば三流の人もいます。
私の場合プロの整備士に愛車を逆に壊された経験があまりにも多いので私の地域のプロはほぼ三流整備士しかいないものと考えています。
ユーザーの命に係わる自動車の整備をちゃんとやらない業者には”お仕置き”が必要だと考えますので、車検後に、車検が原因と思しき不具合が出た場合は陸運局に行きましょう。
陸運局で不具合のあったクルマを検査してもらってその不具合が最近受けた車検による、又は見過ごされたことが原因であるというコトになると、場合によってはその民間車検場の検査員が検査官の資格を剥奪されたり最悪の場合指定工場の資格を取り消されたりするので”陸運局へのタレ込み”は車検業者にとってはお客に最も取ってほしくない行動なんですね。
車検を受けたばかりなのに故障した(怒)
「車検が終わったばかりなのにエアコンから異音が・・・・」
「車検受けたばかりなのに突然エンジンが止まった・・・・」
まぁ意外によく聞く苦情です。一見車検業者がちゃんとやらなかったのでは?っと疑いたくなるような感じもしますが、たぶん車検業者は悪くないでしょう。
理由は”車検は法律で定められている箇所の点検整備ができていればOK!”だから。
車検の際車検業者が点検整備する箇所は
- ブレーキ周辺
- ブーツ類など下廻り(駆動、舵取り装置)
- ヘッドライトの光軸
- サイドスリップ
- 排気ガス
- 灯火類
これらが法律で定めるところの”法定点検”なんです。つまり上記以外の箇所で発生したトラブルに関して車検屋さんを責めることはできません。
しかし法定点検の最中に車検とは関係のない何がしかの異常が見られた場合は有料での修理を奨めてくると思いますのでその時にご自身で判断するといいでしょう。
車検屋さんに喰ってかかって恥をかくことも
- 急にエンジンが止まった
- エンジンはかかっているが前にも後ろにも進まなくなった
こういうエンジンやミッションなどのビックリするようなトラブルは車検屋さんではなくメーカーによる”欠陥”の場合が多いと思います。
原因はコンピューターや噴射ポンプ、エアフロ、元々の構造の悪さなどからくるトラブルです。
運悪く車検後スグにこういう大きなトラブルが起きるとどうしても車検屋さんを疑いたくなりますが、こういう時は車検を行った業者のところに怒鳴り込むのではなく、自動車に詳しい知人などに相談してからしかるべき処置を考えましょう。
最近の車は知りませんが製造してから10年以上経過しているクルマって結構ビックリするような欠陥を抱えているにも拘らずリコールになってない車種もけっこうあります。もちろん三菱以外のメーカーでもね(笑)
誰しも自分の乗っている車を”最高!”って思っていると思いますが、意外に何がしかの欠陥を高い確率で抱えているものですよ。
”安くてイイ車検屋”はどこにいる?
僕には”素晴らしいプロの知人”がいるので自動車の車検や故障で困ることは無いんですがほとんどの方にそういう知人友人はいないと思います。
そうなると”誰が、どこで依頼しても、同じ高品質なサービスを受けられる車検”が全ての人にとっての”イイ車検屋”になるでしょうね。そこで教えたい車検屋さんが
ホリデー車検
ココの最もイイところは”異常がなければ車検が1時間で済む”ところ。
めんどくさい車検が一瞬で終了するのは本当にありがたい。
- 信頼できる整備士や整備工場を知らない
- 数日でも自分の車を他人に預けたくない
- ”代車”とはいえ慣れない車に乗りたくない
- 家事や仕事が忙しいので車検を一瞬で終わらせたい
- 悪い所は自分で直したい
そういう方にオススメです。
ホリデーの上手な使い方
- 自分である程度修理・交換できる
- 修理交換できる知人がいる
- 車検当日間違いなく1時間で車検を終了したい
こういう方は車検の予約を済ましたら、車検当日までに”事前点検”をお願いしてみるといいかもしれません。
工場内でリフトアップして車検に引っかかりそうな箇所を教えてくれます。教えてもらったら自分で部品を調達して修理・交換を行えば車検代を安くすることができますし、車検当日は短時間で終了します。
※予約がいっぱいで工場に空きが無ければ不可です。後日予約の空いていそうな時間帯にお願いしてみてください。
このように車検を済ますためには早めの予約が必要ですね。車検が切れる期日の2ヶ月くらい前に予約してください。