デリカスペースギアのヘッドライトは何がいいのか。最近HIDに乗り換えました。

現在(2018年)はこの記事を書いた頃と少し法律が変り、遮光管を使う事によって“カットオフ(左側が少し競りあがっている)”が無くなると車検が通らないそうなのでHID化するなら最初から遮光管のいらない88ハウスのような国産HIDをオススメします。

HighLow独立しているスペースギアのHID化は意外に簡単

ロービームがH7ハイビームがH1の後期スペースギアはそれぞれに適合のシングルバーナーを仕込むだけなので取り付けは簡単ですね。しかもボンネット内のヘッドライト付近にも十分なスペースがあるので、イグナイダの取り付けにもそれほど困りません。

HIDキット!安物はスグ壊れる?

H4タイプみたいにバーナー単体でHigh Low切り替えるタイプだと長持ちしないみたいですが、スペースギアのようにHighビームとLowビームが独立している、シングルバーナータイプは安物でもそれなりに長持ちしています。

今使用している安物キットはバーナーは丸4年もったしイグナイダは既に6年ほど経過していますが大丈夫ですね。

オススメできるHID

明る過ぎるバーナーは遮光しないと必ずクレームが来る!

他車純正マルチリフレクター式(反射式)HID車のヘッドライトをよ~く見ると、バーナーの発光点の下半分が完全に遮光されています。

対するスペースギアのヘッドライトの遮光版は全面のみで、バルブ周囲の遮光はされていません。

だから市販のHIDキットをそのまま装着するとものすごいグレア光で対向車のひんしゅくをかうわけです。

そこで私は某オークションサイトから【遮光管】なるものでバーナーの遮光を行っていました。

この遮光管と言うのはアルミニウム製のバーナーにかぶせるタイプの物です。

そうすることでバーナー上半分からのみ光を発することで、ヘッドライトの上半分の反射板のみに光を投じることで上方への光の拡散を防ぐことができます。

現在では対向車からのパッシングは全くありません。

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バーナーを遮光すると明るさは半減する

対向車対策としてバーナーの遮光に成功した時に気が付くことですが、遮光無しの状態と比べると明るさは半減します。まぁ遮光無しの時が明る過ぎるとも言えるんですが・・・

でも純正HIDのクルマと並ぶと明るさはメーカー純正HIDとほぼ一緒ですね。結局グレア光が無いようにするとこういう明るさになってしまうということなんでしょう。

暗くなるといってもハロゲンバルブよりはずっと明るいですよ。雨の日の夜の路面もちゃんと映し出してくれますしね。

ただ遮光無しの明るさのままグレア光を無くせると思っていたら、そうはいきませんでした。

35Wにするか55Wにするか?|熱害もあるでよ

「35Wを遮光すると思ったより暗くなりそうだから55Wにしよう」っという考えもあるかもしれませんが、賛成できないようなトコロもあって・・・

今取り付けているのは35Wですが、ヘッドライトの中をよ~く見ると、リフレクター(反射板)のバーナーのスグ上の辺りがくすんでいます。たぶんバーナーの熱に負けたんだと思うんですけどね。

まぁ今のところ明るさに問題がないので放置していますが、55Wになるともっと熱くなるんじゃないかなぁ。

もちろん55Wの明るさも魅力的ですけどね。でも僕は元々HIDにした理由の一つに
ハロゲンよりも消費電力が小さいから
って言うのもあって・・・・

夜の走行も多いんで、消費電力は小さい方が僕はいいわけです。

バーナーの遮光が上手くいくと光軸がキレイに出る|遮光のコツ

遮光が上手くいかないと光と闇の境目がぼやけて結局グレア光が出たり

側壁に映る光軸がカッコ悪かったりするんですが、マルチリフレクターヘッドライトでも遮光が上手くいけば、まるでプロジェクターヘッドライトのようにキレイに光軸を出すことができます。

なんていうか明るいところと暗いところの境目がハッキリするって言うんでしょうか。

遮光のコツは、バーナーの根元から発光点ギリギリまでしっかり遮光することですね。テキトーに発光点を露出させると光軸はきれいに出ないので、それなりに注意が必要です。

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HIDはバーナーのケルビン数に注意が必要

社外HIDでよく売られているのは6000Kです。私も最初は6000Kでした。光り具合は非常にキレイなんですが、映し出される路面の

凍結状態がよくわからない

という現象があります。知り合いのトラック運転手さんも同じことを言っていました。色温度が高くて青いほど。

冬、濡れている路面が凍結し出すとキラキラ光るものなんですが、HIDだと濡れているのか凍っているのかよく解らないんですね。

片方のバーナーが切れたのを機に4000Kのバーナーを入れてみたら、ハロゲンの時のように濡れているか凍結しているか?わかるようになりました。

バーナーのケルビン数はやっぱり純正採用されている4000Kくらいが実用的なような気がします。発光色は白で路面の見え方は単純にハロゲンが明るくなった感じですね。

初めてHIDキットを買う時気をつけて!アダプターが必要ですよ

これは販売サイトが不親切だとアナウンスしていないんですが、H7やH1タイプの社外HIDをスペースギアに取り付ける時は必ずアダプターが必要です。キットのバーナーをヘッドライトに押し込んでも口金の厚みが無いのでヘッドライトの金具でバーナーを固定できないんですね。

初めてキットを購入してイザ取り付けようとした時に初めてこのままでは取り付けできないことを知ってあわててホームセンターでゴム板を買ってきてアダプターを自作して取り付けましたが、そんな苦労をしなくても市販しているのでキットに同梱していない場合は別に購入する必要があります。

HIDは雪を溶かせない

湿り気の多い雪が降る時ってヘッドライトに雪がくっつきます。ハロゲンバルブの時は点灯して走行しているうちにだんだん雪が解けてきたりするものでしたが、HIDにしてからは雪は解けなくなりました。

たぶんハロゲンの場合、赤外線のような熱線が出てるんでしょうけどHIDにはそれがないんでしょうね。

バーナー自体は非常に熱くなるんですがねェ。発光の仕方が違うからでしょう。仕方が無いですね。

まぁ走行前にちゃんとヘッドライトの雪を払っておけば不都合はそんなにないんですけどね。