残念な事故が起きた
ウチは親父が確か80歳を前にして私たち家族に説得されて運転免許証を返納・・・・はしなかったが
免許の更新に行かなかった。
返納せず“更新しない”という選択を採った理由は、あらゆる車両の運転が可能なコトを見せつける免許証をそのまま持っていたかったから。
そしてオヤジよりも8歳年下のおふくろがオヤジの運転手として片道1時間かかる通院や買い物の運転手として活躍していたがある日
おふくろ一人で運転中道路下の田んぼに車ごと転落!
クルマは大破したがおふくろはケガ一つ無く助かった!エアバッグの無い車両(軽トラ)だったがシートベルトのおかげだった!
事故後おふくろのカラダにはどす黒いシートベルトの後がクッキリ残っていた!この時ほどシートベルト着用の重要性を思い知らされたことは無い。ただ問題だなぁ~っと思ったのは
おふくろが落ちる瞬間を覚えていなかった!っということ。
落ちた現場は道路わきの土手下だったが落差は2mくらいある。速度は50~60km/h程度と思われ、現場にブレーキ痕が無いのでノーブレーキで落ちて行ったようだ(怖)
落ちる瞬間はどれほどの恐怖感だったのだろうとお袋に尋ねてみても落ちる瞬間を全く覚えていないと言う!
疲れてくると運転しながら気を失う
当時お袋はオヤジや自分の件で片道1時間もかかる病院へ1日おきくらいのペースで通っていた。おそらくかなり疲れていたと思う。そんな中“居眠りのような症状”を起こしたんではないだろうか?っと思う。
オレも昔、祖父が倒れ入院してその命が“今日か明日か・・・・”っという時、片道6~7時間かかる故郷への道のりを繰り返していた頃、眠いのを我慢しながら高速道路を100km/h以上で走行中
ハッと気が付いたら一体どのくらい走っていたのか?わからない・・・・そんな時があったッ!
ゾ~~~ッ!!として、以来高速道路だろうが一般道だろうが眠い時は停車できそうなところで“寝る”ようにしてます(苦笑)
結局“眠気(ねむけ)”って我慢できるようなモンじゃないんですね!いくら我慢しても自分の意思とは関係なく脳がその機能を勝手にシャットダウンしてしまう・・・・
それが“居眠り運転”なんです。
免許を返納したら生活が・・・・
高齢者の方で自動車を運転している人って別に好きで運転しているわけじゃないと思います。通院、買い物、各種行政手続きなどで、どちらかと言うとイヤイヤ運転している人が大多数ではないでしょうか。
僕はそもそも高齢になった親を放置している子供達に上記のような事故の責任の一端があるのではないか?
っとも考えています。僕は母の一件後、母が遠くに用足しに出かける時は努めて運転手を買って出てます。母は普段からオヤジの介護で疲れているので雪払いや長距離の運転などの“重労働”は僕や兄など家族が担うべきだろうと思うからです。
しかし世の中にはウチのように子供達から援護射撃を得ることのできない年寄りも多くいます。どなたにも色々な事情はあると思いますが
「産み育ててくれてありがとネ。俺達、もう大丈夫だからお父さんもお母さんも元気でネ」
ではいけないのでは?と思いますが・・・いかがでしょうか?
世の中も多分に悪い
俺達の世代辺りから“核家族化”が進み現在高齢者だけの世帯がもの凄く多くなっています。
ソレが悪いとは言いませんが高齢者は必ず健康を害してきます。その時近くに住んでいれば子として手を差し伸べることもできますが
子供たちは全て遠くに住んでいる
とか、仕事の都合でなかなか休めない・・・・
一体誰がこんな世の中にしたんでしょうね。今の日本のシステムでは
- 高齢者が一人で生活できなくなったら老人ホーム
- 次に会社を休んで親と会えるのは親が死んだ時
- 不自由な高齢者が自分で生きていけるような介助
- もっと自分都合で休める組織
こんなふうな仕組みを考えて、構築するする必要があるのではないでしょうか?
先日、不倫疑惑の小室哲哉さんが会見の一部で似たようなことを言っていましたよね。
物事はプラマイ“ゼロ”でなければいけない!
世間では何かモノをもらったり助けていただいたりした場合必ず
お返し
を行います。ならば
- “自分”という人間をこの世に生み出し、育ててくれた
- グレて警察に捕まった時、警察署や学校、被害者方などに出向き頭を下げ、大いに恥をかかせた
- 進学させ学費や仕送りを欠かさずくれた
- 一人暮らしの時は米や野菜、惣菜などを頻繁にくれた
- 結婚式に多分にお金を出してくれ心から喜んでくれた
- 孫にたくさんお小遣いをくれて帰省した際はたくさんお土産を持たせてくれた
今のところ親から“もらいっぱなし”ではないですか?だったら今からでも親に
“同じくらいかそれ以上のお返しをすべきではないか?”
っと思っていますが・・・どんなもんなんでしょうね
日本は遅れている
日本では高齢化社会への対策として“介護保険制度”がスタートしましたが、その国民から支払われる介護保険料を使って
老人ホームを建てまくりました!
日本人らしいですよね。お金があれば“ハコ物”を建てる・・・・か。
ヨーロッパ、特に北欧の国々の人たちの考え方は日本人とは違い、高齢者一人ひとりの“尊厳”を大切にするために一人で生活が難しくなってきた高齢者には
介助してくれる人を派遣します
“高齢者”と言ってもできることなら施設に入らず“死ぬまで自分の家で暮らしたい!”と考える方も多いからです。
実際私の両親もそういう考えで、パーキンソン病の父はいつ?自分が老人ホームに送られるのか?ビクビクしています(笑)
ホンの少し、誰かに手を貸してもらえるだけで一人で生活できる高齢者も多いですからね。
日本の介護制度もだんだんにそういう方向に向かうとは思いますが、それとはまた別に
親への感謝と敬愛の念は態度と活動で表わしたいですよね。
運転免許証返納のハナシからだいぶ脱線しましたが(笑)要は
高齢の親が自動車を運転しなくても生きていけるように、我々にできることは何でもするようにしましょう!的な・・・・
僕の“つぶやき”・・・・でした